不安障害は、不安を主症状とする精神疾患で、パニック障害、社会恐怖(社交不安障害)、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、全般性不安障害などがあります。 治療方法として薬物療法と精神療法があります。有効な精神療法として認知行動療法があります。 「TMCY」では認知行動療法を用いて改善していきます。
【パニック障害】
パニック障害は、激しい動悸、息切れ、めまいなどが突然起きるパニック発作、また発作が起きるのではという心配が続く予期不安、発作が心配で、一人で外出できないなど自由に行動できない広場恐怖の3つの症状が特徴的です。
原因としては、体の変化を過大評価し破局的な誤解を招く心的要因や脳内神経伝達物質系が関係する身体的要因(脳機能異常)などがあります。
原因が心的要因の場合、認知行動療法では、認知再構成法、段階的暴露療法、リラクセーションなどが行われます。
【社会恐怖(社交不安障害)】
社会恐怖(社交不安障害)は、自分が注目されたり、評価されたりするのを過度に恐れるあまり、強い不安や緊張を感じます。そして、人に対する恐怖が強くなったり、赤面や手足のしびれなど身体に症状が現れたりします。
認知行動療法では、自意識過剰な認知を修正したり、認知再構成法、段階的暴露療法、リラクセーション、社会的スキル訓練などが行われます。
【強迫性障害】
強迫性障害は、不快感や不安を引き起こす強迫観念と、それを打ち消そうとする強迫行為(強迫儀式)を伴います。何十回も手を洗ったり、何度も施錠確認したり、災いが降りかからないように道路のひびを踏まないなど同じ行為を繰り返したりします。誰でも普通にすることですが、それが度を越して生活に支障をきたしているものです。
認知行動療法では、認知再構成法や暴露反応妨害法などが行われます。
【心的外傷後ストレス障害(PTSD)】
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、事故や災害などによって生じる心の傷(トラウマ)による精神疾患です。
認知行動療法では、認知再構成法や持続エクスポージャーなどが行われます。
【全般性不安障害】
全般性不安障害は、特殊な状況や理由もなく、いつも心配し、日常生活に支障をきたすものです。悩んでいること自体を悩むというメタ認知が原因と考えられています。
認知行動療法では、認知療法でメタ認知の悪循環を正します。
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